あずかりやさん★オススメ本紹介
こんにちは
小澤みくです♪
今日ご紹介するのは
まるで絵本のようにあたたかい小説
『あずかりやさん』です
1日100円でなんでも預かるあずかりやさんを営む
盲目の男性の日々が描かれているお話です
まずあずかりやさんという職が面白いですよね
「どんな人が利用するんだろう?」と読み進めていくと
モノを預ける人の背景に深い人間ドラマがあり
ほっこりしたりほんのり切なくなったりします
そういった話が店主の視点ではなく
店主の周囲にあるモノの視点で描かれているのが
この本の魅力のひとつだと思います
第1章はお店の入口にあるのれん視点で話がはじまります
斬新!
のれんが自我を持って
のれんが見える範囲で
のれんが知っている世界の中で店主を語るので
店主はこの世界に生きる人のように見えるのですが
どこかファンタジックな雰囲気があるんです
そのおかげか絵本のような文体で
スラスラ読めちゃうんですよね
読書に苦手意識を持っている中高生でも
ストレスなく読めると思います♪
今の時期は読書感想文なんかにもいいんじゃないでしょうか
勿論大人にだってオススメしたい!
社会に揉まれて疲れた心が癒されますよ~
『あずかりやさん』
ぜひ手にとってみてください♪